月の電気代が「なんでこんなに高いの?」と驚いたことはありませんか?
実は、何気ない日常の行動が電気代を高くしてしまっているかもしれません。
この記事では、電気代が高くなる原因となる行動を5つ紹介し、それぞれの対策方法もわかりやすく解説していきます。
節電のコツを知れば、誰でも簡単に電気代を節約することができます。
特に一人暮らしの学生さんや、家計を見直したい家庭にはぜひ知っておいてほしい内容ですのでご覧ください。
エアコンの使い方が間違っている
エアコンは、家庭で使う電気の中でも特に多くの電力を消費します。
よくある間違いは、「つけっぱなしの方が節電になる」という思い込みです。
電気は起動時に一番消費するため、短時間でのオン・オフを繰り返すよりはつけっぱなしの方がよいですが、外出時や寝ている間もつけっぱなしでは、やはり電気代が無駄になります。
また、設定温度も重要です。夏に冷房を強くして室温を低くしすぎたり、冬に暖房を28度以上に設定したりすると、電気の使用量が一気に増えてしまいます。
対策方法
- 冷房は28度、暖房は20度を目安に設定しましょう
- こまめにフィルターの掃除をすることで効率が上がります
- サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させると冷暖房効率がよくなります
古い家電を使い続けている
古い家電は最新の省エネ家電に比べて、電力の消費量が格段に多いことがあります。
特に10年以上前のエアコンや冷蔵庫、洗濯機などは要注意です。
「まだ使えるから」と思って使い続けていると、結果的に高い電気代を支払うことになっているかもしれません。
対策方法
- 家電の使用年数を確認し、10年以上経っているものは買い替えを検討する
- 省エネ性能の高い家電製品には※「統一省エネラベル」が貼られているのでチェック
- 購入時は初期費用だけでなく、長期的な電気代も含めて考えるとお得
※統一省エネラベル
待機電力を放置している
テレビや電子レンジなど、リモコンで操作できる家電の多くは、電源を切っていても「待機電力」として電気を使い続けています。
この待機電力だけでも、年間に数千円から1万円以上の電気代になることがあります。
特にコンセントを挿しっぱなしにしている家電が多い家庭では、積み重なると大きな差になります。
対策方法
- 使わない家電のコンセントはこまめに抜く
- 電源タップにスイッチがついているものを使い、まとめてオフにする
- 省エネモードがある家電は積極的に使う
冷蔵庫の使い方が雑になっている
冷蔵庫は24時間365日稼働しているため、家庭内で最も電気を使う家電のひとつです。
ドアの開け閉めが多かったり、中に物を詰め込みすぎたりしていませんか?
また、温度設定が強すぎることも電気代を押し上げる原因になります。
対策方法
- ドアの開閉は手早く行う
- 冷気の通り道をふさがないように、詰め込みすぎない
- 季節に応じて温度設定を「中」や「弱」に調整する
- 背面の放熱口にホコリがたまらないよう定期的に掃除する
照明を無駄につけている
誰もいない部屋の照明がつきっぱなしになっていませんか?
つい面倒でそのままにしてしまうこともあるかもしれませんが、小さな積み重ねが大きな電気代につながります。
特に白熱電球を使っている家庭では注意が必要です。白熱電球はLEDに比べて5倍以上の電力を消費します。
対策方法
- 使っていない部屋の照明はこまめに消す習慣をつける
- 照明をLEDに交換する(長持ち&省エネで一石二鳥)
- 日中はできるだけ自然光で過ごすように心がける
まとめ
電気代が高くなる行動は、実はほんの少しの習慣で改善することができます。
毎月の電気代に悩まされないためには、自分の生活スタイルを見直すことが大切です。
今回紹介した内容をもう一度整理すると…
- エアコンの設定温度や使い方に気をつける
- 古い家電を見直して買い替えを検討する
- 待機電力を無駄にしないように心がける
- 冷蔵庫の中を整えて無駄な電力を使わない
- 不要な照明はこまめに消す&LED化する
これらを実践することで、電気代を確実に減らすことができます。
まずは一つだけでもいいので、今日からできることを始めてみましょう。
節電は、地球にも家計にもやさしい行動です。
参照 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/retail/touitsu_shoenelabel/