私たちの生活に欠かせない電気は、発電所から送られてきます。しかし、そのままの電圧では家庭で使うことができません。そこで活躍するのが「柱上変圧器」です。
柱上変圧器とは何か?
柱上変圧器は、電柱の上に取り付けられた装置で、発電所から送られてくる高い電圧の電気を、家庭で使える低い電圧に変える役割を持っています。
なぜ電圧を変える必要があるのか?
発電所で作られる電気は、遠くまで効率よく送るために高い電圧(約6,600ボルト)にされています。しかし、そのままでは家庭で使うには危険です。そこで、柱上変圧器で100ボルトや200ボルトに下げて、安全に使えるようにしています。
柱上変圧器の仕組み
柱上変圧器の中には、鉄心と呼ばれる金属の芯に、2つのコイル(巻き線)が巻かれています。高圧側のコイルと低圧側のコイルの巻き数の比率を変えることで、電圧を下げることができます。
柱上変圧器の構造
柱上変圧器は、外側の容器の中に鉄心とコイルがあり、絶縁油で満たされています。これにより、内部の部品を冷やし、電気を安全に通すことができます。
柱上変圧器の役割と重要性
柱上変圧器は、私たちの家庭や学校、工場などに安全な電気を届けるために欠かせない装置です。電気を適切な電圧に変えることで、電化製品を安全に使うことができます。
まとめ
柱上変圧器は、電柱の上にあるバケツのような装置で、発電所から送られてくる高い電圧の電気を、家庭で使える低い電圧に変える重要な役割を果たしています。私たちの生活に欠かせない電気を、安全に届けるために、柱上変圧器は日々働いています。